最新バージョンは 2.0.34.2907 です。

タイムスタンプについて

ファイルやログのタイムスタンプが GMT (UTC+0) で表示されています。
JST (UTC+9) に変更する方法を教えてください。

Titan SFTP Server の現在の仕様です。
FTP以外はサーバーのタイムゾーンを変更できません。

SFTPプロトコルはファイルやディレクトリのタイムスタンプをUTC(協定世界時)で転送することが仕様として定められています。
これは、プロトコルを定義するドラフト仕様(RFCドラフト)に基づくルールです。

ただし、クライアントソフトの設定によっては、ファイルのタイムスタンプにはアップロードした日時が反映されます。

また、クライアントソフトが時間調整機能を搭載する場合、GMT+9 (UTC+9) のタイムスタンプを使用できます。

当記事では、FileZilla を使用して GMT+9 のタイムスタンプを強制する方法をご案内します。

目次

サーバー時間調整のオフセットを利用する方法

サーバー時間調整のオフセット
STEP

サイトマネージャー

FileZilla を起動後、[ファイル] > [サイトマネージャー] の順にクリック

STEP

サイトの詳細

対象サイトを選択して[詳細] タブをクリック

STEP

サーバー時間調整のオフセット

サーバー時間調整のオフセット」の「時間」のフィールドを -9 (時間) にセット

STEP

設定を反映

[OK] をクリックして設定を反映し、対象サイトに接続してファイルを転送

  • ホスト上のファイルに GMT+9 (UTC+9) を適用させるために、ローカル側で -9 時間の調整を適用させます。
  • 本設定の利用中、FileZilla のリモートサイトのエリアに表示されているタイムスタンプは調整された日時で表示されます。
  • サーバー側の OS 上では、調整された時間のタイムスタンプが使用されます。

アップロード日時を使用する方法

STEP

メニューから転送を選択

FileZilla を起動後、メニューから [転送] をクリック

STEP

転送したファイルのタイムスタンプを維持

転送したファイルのタイムスタンプを維持」のチェックを外す

STEP

ファイル

この状態でファイルを転送いただくと、転送した日時がファイルのタイムスタンプとして利用されます。

FileZilla の操作および設定に関するサポートはご提供しておりません。(当社サポートの対象外)

ログのタイムスタンプにサーバーのローカル時刻を使用できませんか?

機能追加としてタイムゾーン設定を開発元へリクエストしていますが、現時点では対応していません。
代案として【イベントハンドラによるカスタムログ】をご活用ください。

Titan 2.0.21.2365 で、%SYSDATETIME% 変数がサーバーのローカル時刻 (JSTなど) を表示するように変更されました。通常のログは変わらず UTC0 で記録されますが、ユーザーのログイン状況などの一部情報のみを確認されたいのであれば、カスタムログをご活用ください。

従来の UTC-0 を使用したい場合、変数の末尾に .UTC を追加すれば、タイムスタンプは UTC で記録されます。(例:%SYSDATETIME.UTC% 、%SYSDATE.UTC%、%SYSTIME.UTC%)

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