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ホストキーアルゴリズムの設定とセキュリティ推奨事項

「SSH/SFTP 設定」画面にある Host Key Algorithms と、ホストキー作成時(Add Host Key)のアルゴリズムの違いは何ですか?

「作成する実物の鍵」と「通信で許可するアルゴリズム」の違いです。

目次

ホストキーアルゴリズム設定の違いについて

SSHホストキーを追加(ホストキー管理)

サーバー自身が所持する「実物キー(RSAやED25519などの鍵ペア)」を生成・保持する設定。

Host Key Algorithms(SSH/SFTP 設定)

作成した実物キーを使って、クライアントと接続する際に「どのハッシュ関数(SHA-256など)を組み合わせた通信方式を許可するか」を決める許可リスト(ホワイトリスト)設定。

たとえば、同じ「RSA鍵(実物)」を使っていても、通信時の署名方式には rsa-sha2-256(安全)や ssh-rsa(脆弱/SHA-1)などの複数のアルゴリズムが存在しますが、本画面で安全なアルゴリズムのみにチェックを入れることで、危険な通信方式を遮断できます。

サポートしているアルゴリズムと推奨度

Titan SFTP Server の「Host Key Algorithms」設定で指定できる各アルゴリズムの暗号強度およびセキュリティ上の推奨度は以下の通りです。

当記事の情報は v26.0.0.3042 の内容です。

  • セキュリティ確保のため、ssh-ed25519 または ecdsa-sha2-* の利用を強く推奨。
  • ssh-rsassh-dss などのレガシータイプは、無効化することを強くを推奨。

サポートアルゴリズム

ssh-ed25519
  • 鍵タイプ:ED25519
  • 推奨度:最高(最も推奨)
  • 最も安全で高速。現代のSSH/SFTPにおける最適解です。
ecdsa-sha2-nistp521 / 384 / 256
  • 鍵タイプ:ECDSA
  • 推奨度:高(EDDSAに対応できない場合の候補)
  • NIST曲線を使用した楕円曲線暗号。鍵長が長いものほど安全性が高くなります。
rsa-sha2-512 / 256
  • 鍵タイプ:RSA
  • 推奨度:標準(EDDSAに対応できない場合の候補)
  • RSA鍵に安全なSHA-2ハッシュを組み合わせた、歴史が長い標準方式。
x509v3-*
  • 鍵タイプ:X.509証明書
  • 推奨度:必要となる場合のみ
  • X.509デジタル証明書を用いた署名認証です。対応するハッシュ強度に準拠します。
ssh-rsa
  • 鍵タイプ:RSA (SHA-1)
  • 推奨度:非推奨
  • 脆弱な SHA-1 ハッシュを使用するためセキュリティリスクがあります。(古いクライアントとの互換性用としてサポートされています。)
ssh-dss
  • 鍵タイプ:DSA (SHA-1)
  • 推奨度:使用不可
  • 構造的な脆弱性があるため、必ずチェックを外して無効化してください。

ssh-rsa および ssh-dss は今後のアップデートでサポートが廃止される可能性があります。

推奨設定

サーバーの安全性を高めるため、以下のアルゴリズムのみにチェックを入れて運用することを強く推奨します。(推奨順)

  1. ssh-ed25519
  2. ecdsa-sha2-nistp521
  3. ecdsa-sha2-nistp384
  4. ecdsa-sha2-nistp256
  5. rsa-sha2-512
  6. rsa-sha2-256

クライアントから接続できないと言われた場合

レガシーなシステムや古い機器から接続する際、クライアント側が rsa-sha2-256 に対応しておらず接続エラーになる場合があります。その場合に限り、互換性確保のために一時的に ssh-rsa のチェックを有効化してください。

  • ssh-rsa を有効にする場合は、リスクを理解した上で必要な期間のみ許可するか、クライアント側のアップデートをご検討ください。
  • ssh-dss (DSA) に関してはセキュリティリスクが非常に高いため、いかなる場合も無効化を強く推奨します。
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