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NASなどの外部ストレージとSFTPサーバーの連携

NASなどの外部ストレージを SFTPサーバーに連携させて、ファイルやフォルダを転送できますか?

はい、可能です。
「仮想ディレクトリアクセス」という機能を利用することで、SFTPサーバーの保存領域に NAS などの外部ストレージを追加できます。
この方法を利用すればSFTPでファイルを転送できるため、より安全にご利用いただけます。

「仮想ディレクトリアクセス」は別売オプションでしょうか?

いいえ、全ライセンスに標準搭載されています。追加費用などなくご利用いただけます。

例えば、SFTPサーバーの仮想ディレクトリに NAS 上の共有フォルダを登録すれば、公開鍵認証を使用して NAS にアクセスできます。
秘密鍵を持たないユーザーからのアクセスを拒否するだけではなく、ファイル転送も暗号化されるため、WebDAV で NAS を運用する場合と比べて情報漏洩のリスクを大きく軽減できます。
さらに、SFTPクライアントソフトに「WebDrive」を使用すれば、エクスプローラーからファイルを操作できるため、NASと同じような感覚でご利用いただけます。

目次

仮想ディレクトリアクセスの設定手順

STEP

サーバーメニューに移動

管理ポータル左のメニューで、対象サーバーの [ファイル/ディレクトリ] をクリック

STEP

仮想ディレクトリアクセス

仮想ディレクトリアクセスタブに移動して 追加ボタン をクリック

仮想ディレクトリアクセス
STEP

実パスと仮想フォルダ名を入力

実パスのフィールドに登録したいフォルダの完全なパスを入力 (または参照ボタンでフォルダを指定)
仮想フォルダ名には任意の名前を入力 (クライアント側に表示させたいフォルダ名)
(例) 実パス:\NAS\EIGYO\Documents 仮想フォルダ名:NAS

仮想フォルダ
STEP

アクセス権を設定

アクセス権の各項目にチェックを入れて権限を設定して[Save]をクリック
仮想ディレクトリアクセスのウィンドウに、登録した仮想フォルダ名が表示されることを確認

  • サービスやサーバーの再起動は不要です。
  • UNC共有をマッピングする場合、サーバーが実行されているアカウントが UNC にアクセスできることを確認してください。
  • UNC アカウントの設定は左メニューの「サーバー名」をクリックして、[UNC アカウント] タブで設定いただけます。
  • 本設定では、グループディレクトリをユーザーホームディレクトリのデフォルト値に設定しています。
  • ユーザーレベルでご利用の場合などは、設定手順を読み替えてください。
クライアントソフト上に仮想フォルダが表示されません。どうすれば良いですか?

まずは問題点を切り分けるために、ローカルドライブ上の異なるディレクトリを仮想ディレクトリとして登録してみてください。
(例) D:\TEST\Docs

これが正しく動作するのであれば、Titan の仮想ディレクトリアクセスではなく、UNC を含むご利用環境に起因した問題であると思われます。

また、テスト目的の新規サーバー (インスタンス) を作成して、そちらでも同じ問題が再現するかの確認も効果的です。

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