価格改定とサブスクリプション形態への移行について

CLIでディレクトリ指定エラーが発生する場合の対処法(パス区切り文字)

CLIクライアントからディレクトリを指定してアクセスしようとするとエラーになります。
WebDriveなどのGUIクライアントでは問題ないのですが、何故でしょうか?

ファイルパスの区切り文字(セパレーター)に、Windows形式のバックスラッシュ( \ )を使用している可能性があります。

FTPおよびSFTPプロトコルにおいて、パスの区切り文字にはスラッシュ( / )を使用することが世界標準(RFC規格等)の既定仕様となっています。

  • 誤った指定例: dir1\dir2\abc.txt
  • 正しい指定例: dir1/dir2/abc.txt

なぜGUIクライアントではアクセスできるのか?

WebDriveやWinSCPなどのGUIクライアントの多くは、ユーザーがWindows形式のバックスラッシュを入力しても、通信時に自動で Windows形式( \ や ¥ )をプロトコル標準のスラッシュ( / ) へ変換してサーバーへ送信する機能を持っているためです。

一方、CLIクライアント(コマンドライン)やバッチファイル、プログラム等からの接続では、入力された文字列がそのまま(文字通りに)サーバーへ送信されます。そのため、サーバー側で「そんな名前のディレクトリ(dir1\dir2 という1つの名前だと誤認される等)は見つからない」というエラーが発生します。

Titan SFTP Serverは、ファイル転送プロトコルの世界標準に準拠した設計となっております。
OSの種類(Windows/Linux等)や接続クライアント(GUI/CLI)の種類を問わず、トラブルを未然に防ぎ、将来にわたって安定した接続を維持するために、パスの記述には常にスラッシュ(/)をご使用いただくことを強く推奨いたします。

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