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サーバー構成を自動でバックアップする設定

Titan SFTP Serverのサーバー構成(設定ファイル)を自動的にバックアップできませんか?

可能です。イベントハンドラ機能を使用することで、サーバー構成のバックアップを自動化できます。
当記事では、サーバー構成を自動でバックアップする方法をご案内します。

サーバー構成は、障害発生時や移行時の復旧に不可欠です。定期的なバックアップを推奨します。

目次

イベントハンドラについて

この機能は、Titan SFTP Serverに標準搭載されている自動化機能です。
特定のイベント(トリガー)発生時やスケジュールに基づき、アクション(バックアップ、メール送信など)を実行できます。

イベントハンドラは、プロフェッショナルおよびパーソナルライセンスではご利用いただけません。

【操作手順】自動バックアップ設定

ここでは、毎日バックアップを自動で実行する例でご案内します。

STEP

イベント画面へ移動

管理ポータル左メニューより、対象サーバーツリーを開き [イベント] をクリックし、画面右上の追加ボタンをクリック

STEP

スケジュールイベントの選択

新規イベントハンドラ画面で「イベント」を選択し[イベントの追加]をクリック

新規イベントの作成

続けて、「スケジュールイベント」から 「スケジュール基本イベント」 を選択しOkayをクリック

STEP

スケジュール(実行頻度)の設定

スケジュール基本イベント」をクリックし、表示された 「条件」 を選択した状態で条件の追加ボタンをクリック

スケジュール基本イベントの条件

有効化」にチェックが入っている状態でスケジュールボタンをクリックして、「Date」と「Time」でイベントの開始日時を指定して

頻度」で実行頻度を指定してOkayをクリック

イベントの実行スケジュール
STEP

アクション(バックアップ実行)の追加

アクション」を選択した状態で アクションの追加 ボタンをクリック

アクションの追加
STEP

バックアップファイルの保存パス指定

一覧から「設定をバックアップ」をクリックし、Backup Filename に変数を保存先のファイルパスを入力した後、Backup Actionが「Backup」になっていることを確認しOkayをクリック。
(例:C:\Srtdata\SFTP\backups\%SVR.DB.DBNAME%.%DATETIME.RAW%.bak

設定をバックアップ

上記の例では、C:\Srtdata\SFTP\backups\ に「<データベース名>.<実行日時>.bak」という名前で、バックアップファイルが生成されます。

STEP

イベントハンドラの完了と作成

次へをクリックし、イベントの「名前」と「説明」を入力して次へをクリック。(例:Daily Backup)

イベントハンドラの名前と説明

最後に 完了 をクリックして終了。
登録したイベントがイベントリストに表示されます。

補足情報:推奨されるバックアップファイルの命名規則

手順5で使用した変数は、バックアップファイルを時系列で管理するために非常に有用です。

  • %SVR.DB.DBNAME%: 現在使用しているサーバー構成データベースの名前(ファイル名の一部)。
  • %DATETIME.RAW%: イベントが実行された正確な日時(`YYYYMMDDHHMMSS`形式など)。これにより、古いバックアップが上書きされることを防ぎ、復元したい時点のファイルを選択できます。
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