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安全なファイル削除・禁止ファイル設定の解説

安全なファイル削除や禁止ファイル設定など、各機能の役割と注意点を教えてください。

本設定は、サーバー上のセキュリティとデータ保全を目的として、ディレクトリおよびファイルに対する操作を制限します。
各機能の挙動と運用上の注意点についてご案内します。

[ファイル/ディレクトリ][設定タブ]で表示

ファイル/ディレクトリ設定

隠しファイルを表示する

この機能を有効にすることで、非表示になっているファイルの表示をユーザーに許可します。

  • 本機能は、Windows OS で作成された、隠しファイル(フォルダ)が対象となります。
  • サードパーティー製アプリケーションで作成された隠しファイルは動作保証外です。

ユーザーがアクセスできないディレクトリを非表示にする

ユーザーがアクセスできないディレクトリを非表示にします。

ファイルを安全に削除

この機能は、サーバー上のファイルがユーザーによって削除された場合、復元できない状態でファイルを削除します。
(Windows で Shift + Delete を使用してファイルを削除した場合と同様)

攻撃者がサーバーのディスクヘのアクセスに成功した場合への対策として有用な機能となり、機密性の高い情報を一時的に保管する場合などに最適です。

不完全なアップロードファイルを削除

この「不完全なアップロードファイル」の定義は、「クライアントからのクローズ処理が成功して終了していない場合」となり、条件に一致する場合、アップロードされたファイルはサーバー上から削除されます。

  • 転送中にセッションが切断されたファイルは削除対象となります。
  • 転送は終了したが転送元とチェックサムが一致しないファイルは削除されずに残ります。

    【注意】転送中にサーバーを停止した場合の挙動について

    転送中にサーバーを停止した際、ファイルの削除処理は不安定です。
    ファイルのサイズや停止のタイミングによって、削除される場合とされない場合があります。
    運用中はサーバーを予期せず停止しないようにしてください。

    指定したファイルタイプを禁止する

    このオプションは、[禁止するファイルタイプリスト]で指定した拡張子のファイルのアップロードを拒否します。

    • *.exe のように拡張子を指定して使用します。
    • 複数種類を指定する場合、1つずつ Enter キーで追加登録します。

    設定の反映について

    • OS レベルでの再起動は不要ですがサーバー(インスタンス)の再起動が必要です。
    • ログイン中のユーザーがいる場合、一度ログアウトが必要です。
    目次